「あいさつがろくに出来ない会社は、ろくに仕事が出来ない」極論ではありますが、私はそう思っています。基本動作が徹底されているところは、すべてに通じていくのです。
今は挨拶しか出来なくて、あいさつだけは違う会社かもしれません。しかし、1年後には、「あの会社は挨拶からして違う」という会社になろうではありませんか。
基本動作がしっかりしている職業として、「命」を預かる仕事があげられます。
「警察署」「警備会社」「消防署」「自衛隊」「軍隊」など、一つ間違うと命に関わるから、全員統一した徹底した行動をとらなければならないからです。アメリカのパトカーには、Courtesy Professionalism Respect=CPRと書かれてあります。これは、礼儀礼節を徹底させて職業意識を尊敬するという意味だそうです。
言葉というものも特に重要です。あなたが、話した言葉は、二度と消しゴムで消すことは出来ず、相手に一生涯残ってしまうからです。あとから、否定しても相手の心に入ってしまった意識は変えることは出来ず、傷ついてしまうこともあります。
仕事でも、「少々お待ちください」と丁寧に話したとしましょう。しかし、これは、「命令形」なのです。正しいのは、「少々お待ちいただけますか?」と相手の気持ちを聴くように話すことなのです。「これくらいいいじゃないか。」と言い換えされそうですが、ここまでも精神を教えていることこそが、大切なのです。
これが当たり前に出来るようになったら、価値が理解できてきます。最初から、出来ない・やらない人には、分からないのです。要は、相手にどう感じてもらうかが大切なのです。基本動作とは、
1. 約束を守る=出来ない約束はしない。約束したら必ず守る
2. 時間を守る=時間はお金で買えないくらい最大の価値
3. 報告・連絡・相談をする=思ってるだけでは伝わらない。言っても言っても伝わらない。伝わるまで言い続ける。
4. 基本姿勢を守る=身だしなみ・大きな声・きりっとした動作
5. 指示に従う=一人が指示に従わないことで、戦場では死に直面るという意識
6. 整理整頓をする=忙しいときにこそ、間違いやミスを起さないための方法
分からない・理解できない・出来ないは当たり前のことです。とにかく、やってみる。勉強する。= とことんそうでないと、分かる人間はいません。
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