目標をはっきりと持とう。それも映像化して毎日描く時間を持とう。
私の息子3人が空手をやっていました。しかし、長男は高校になっても続けていますが、次男は中学生になって辞めてしまいました。三男は小学5年生ですが、辞めたいと言っています。その違いは何でしょうか?私は長男に「なぜそこまで空手に命を懸けてるのか?」と聴いたことがあります。そうすると、「感動したいんだ。」「一瞬の感動のためだったら、どんなにつらいことでもがんばれるから・・・」「そして、絶対優勝できると自分を信じているから・・」と答えてくれました。
次男・三男にはなぜ辞めたいのか、なぜ辞めたのかを聞いてみました。すると、「だって負けるもん」いつも負けるからと自分をあきらめていました。
しかし、同じように空手を始めて、長男が一番弱かった。その長男が一番がんばってる。その思いはどこから出てきたのかと言うと、どうしても試合に出て優勝したいんだ。と言う強い思いが、彼を動かしているんだと思います。
皆さんは運転免許を取得していると思いますが、やはり同じことで、どうしても免許が取得したいと言う強い思いがあるから、スケジュールをメイキングすることも積極的に優先させて、しかも試験勉強もあまり苦にならないと思います。だから目標をはっきりと持つことによって、勉強しようと言う気持ちが生まれて、がんばるぞうと言う力が沸いてきます。そうすると逆境がきたり、問題が起こったときも乗り越えていくことが出来るのだと思います。
その中で、大切なことは、いろいろなことを見て・触れて(感じる=感動)をすることが行動を起こしたり相手を動かしたりするのではないでしょうか。
先ほどの長男の例でも、試合に勝ったら、「喜び」と言う感動が次の目標を生んでくれる。そして、負けたら「悔しい」と言う感情が、絶対次は勝って見せる。そのために猛特訓すると言う行動が自然と生まれてくるのだと思います。それが、目標を作りたいと言う気持ちを沸き立たせて、達成するぞと言う信念へと変わり、行動=勉強をやりたいとなるのです。
よく目標を作れといわれても、なかなか出来ないよ。と言う。それは、特にこれと言ってしたいことは見つからないし、まあ生活のためにしかたなくがんばるしかないから。と今を生きている。
でも、その中でさえ、必ず何かを感じていると思います。「嬉しい」「楽しい」「悔しい」など、感情が出てきても抑えているのではないでしょうか? それを抑えていると自分を動かす感情も抑えられてきます。空手の試合に臨むとき、「負ける気がしない、自分を信じているから」といっています。
営業でも下手な営業は「商品を売る」、優秀な営業は「感動を売る」と言います。
ふうてんの寅さんの映画を見たことがありますか?第42巻ぐらいだったと思いますが、鉛筆を売り込むシーンがありました。しかし、寅さんは、鉛筆の性能はあまり知りません。しかし、鉛筆にまつわる物語や感動を伝えていました。だから、相手の心が動くのです。
しんどいしんどいと言っても何も変わりません。
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