いま、消費者が求めているものは何でしょうか?
生活に必要なものや便利で良いものを作ったら買っていただけるかというと、NOであります。
ここに、バナナが1本あるとします。兄弟3人います。あなたはどうしますか?昔は、お母さんが均等に包丁で切ってくれました。「兄ちゃんの方が大きいやら弟の方が大きい」とか喧嘩しながら食べましたね。たった一切れしか食べることが出来なかったけれど、それはそれはうまかった。そのときのちょっとした「しあわせに」感動したものでした。
しかし、今はどうでしょう?バナナ1本しかないのに、腐らせてしまったり、1人が1本食べて、欲しかったらまた買えばいい。一口食べて「まずい」と言っては捨ててしまう。
これは、情報や欲望が満たされてしまっているから、強烈に欲しいものがなくなっているのです。欲しいと思えばすぐ手に入るから・・・
だから、「フリーター」でいいんです。なりたいものが見つからない・見つけようとしなくても・・・それで満足できる時代なのだから・・・
アクアメディカルの「顧客満足」とはお客様が求めるものを提供するだけでは、ありません。それ以上のもの「感動」を提供することであります。
「もの」の良し悪しで考えると、「いやーそれは出来ないですよ」「失敗しますよ」などと愚痴しかでなくなります。反対意見ばかり言っていると、自分は責任がないからです。もし、失敗したら、必ずこういいます「だから、いったじゃないですか・・・」とね。
これでは、感性の高い製品は生まれませんね。自分の感性の弱さをものにぶつけても何も生まれません。いまの消費者は、ものの良し悪しは当たり前のこととして、さらに、「感性」「感動」で、「もの」を買うのです。そして、「無意味」なものや「使わない」ものに「製品価値」を求めるのです。たとえば、Iモードやカメラ付き携帯、赤外線通信など、「えっそんなのあったの?」というような機能が受け入れられていることからもお解かりでしょう。
どうすれば「感性」豊かに、さらに「創造」豊になるのでしょうか?優れた「感性」や「想像力」は全員持っています。それを出せないだけなのです。
感性を引き出すには、次の3つの方法をやって見ましょう。
一つは、「かっこつけないこと」です。恥をかきたくないとか、出来ないくせに出来た振りをしたり、これらを全部捨ててしまうことです。
二つ目は、「非合理に動くこと」です。理屈や理由なく、とにかくやって見る。何にでも興味を持つ。意味の無いことにチャレンジする。5歳児にもどって馬鹿なことをしてみる。
三つ目は、「今、ここに全勢力を集中させる」ことです。一気にやりきる。絶対先延ばしにしない。
これを、三日坊主でやるのです。三日やったら少し休んで、気が向いたら三日やる。これを続けると、いつの間にか、感性が高く、仕事が楽になり、すべてがうまく良くのです。
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